スポーツ ヨガ

【アスリート】メンタルトレーニングとしてのヨガ

メンタルトレーニングとは

サッカーの長友選手、野球のイチロー選手、テニスの錦織圭選手など、有名アスリートの間でも、メンタルトレーニングとしてヨガを採用しているのは皆さんご存知のことと思います。スポーツにおけるメンタルトレーニングの定義は以下の通り。

メンタルトレーニングとは「スポーツ選手や指導者が競技能力向上のために必要な心理的スキルを獲得し,実際に活用できるようになることを目的とする.心理学やスポーツ心理学の理論と技法に基づく計画的で教育的な活動である」

吉川政夫 『メンタルトレーニングとは』
日本スポーツ心理学会編 改訂増補版スポーツメンタルトレーニング教本,大修館書店 pp15-19 (2005)

2009年から世界最速のレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ(最高速度370km/h、最大負荷10Gにおよぶ過酷な空中タイムトライアル)にアジア人として初めて参加し、2017年に年間総合優勝に輝いた室屋義秀選手をご存知でしょうか。彼もメンタルトレーニングとしてヨガを行い、見事に2017年、世界一になりました。

彼のメンタルトレーナーのヨガの師匠と、私のヨガの師匠は同じ人物。そう、同じヨガのテクニックを使っています。なので私はその技法を使って、修士論文のテーマとして『アスリートのメンタルトレーニング』をヨガで行った研究を行ないました。

日本のメンタルトレーニングの開発の契機は1964年東京オリンピック時。オリンピックに向けた選手強化対策「スポーツ科学研究委員会」が中心で、1960年に設けられた委員会は、61名の専門家委員会が体力管理・技術・トレーニング・心理の4部門に分かれ科学的な研究とサポートが本格化しました。

ナショナルレベルのスポーツ選手を対象としたメンタルチェックに関する報告によると、45.8%の選手がメンタルサポートを希望、22.9%が現在は必要としないがメンタルサポートには興味がある、その一端を担うのがメンタルトレーニングに潜在的なニーズがある

今井恭子,立谷泰久,山崎史恵,菅生貴之, 石井源信(2002)『ソルトレークシティ五輪 代表選手を対象としたメンタルチェックに 関する報告(1)心理面に関する意識調査』 日本体育学会第53回大会号, 275 

2002年の段階でも約半数がメンタルトレーニングを希望しています。更に現在では、アスリートとメンタルトレーニングが切っても切れないイメージがついてきていますね。

メンタルトレーニングの種類

メンタルトレーニングの種類はいろいろあり、1890年代から北米で研究が始まり、1920年代にはソビエト(ロシア)で始まりました。

テクニックとしては

  • リラクセーション
  • 自律訓練法
  • 呼吸法
  • サキングアップ
  • イメージトレーニング

最近だと

  • コーチング
  • マインドフルネス
  • ヨガ

なども知られるようになりましたね。コーチングやマインドフルネスの論文などもよく見られるようになりました。

ヨガがメンタルトレニングとしてできること

ヨガがメンタルトレーニングとしてできることは、

  1. 目標の設定(指導者とのインフォームドコンセント)→ヨーガ療法士だからできるカウンセリング法による
  2. 集中(呼吸法・ヨガのポーズによるマインドフルネス)
  3. 自己制御・セルフコントロール(ポーズ、呼吸法、瞑想)
  4. リラクセーション(ポーズ後のリラクセーション、各種リラクセーション技法)
  5. イメージトレーニング(瞑想)
  6. 自己対話・セルフコミュニケーション(瞑想)

ぷるなよがでは、初回インテーク面接時に、「目標の設定」を行い、アスリートご本人の強み・弱みをチェックして、その目標に向かったプログラムを提示いたします。

最後に

まとめれば、アスリートが厳しい練習を積み重ね、その成果を本番でいかんなく発揮し、私たち観衆がそれを見て、感動や勇気をもらい、その力を社会の中で発揮していければ、私としてはうれしいわけですので、ヨガがすべてだとは思っていません。アスリート本人に合うメンタルトレーニングを見つけていけばいいのです。

でも、もし、それがヨガであると思われるなら、私は惜しみなくその力をお貸ししたいと考えております。

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この記事を書いた人

修士課程の研究でヨーガをアスリートのメンタルトレーニングとして用いる。
バスケットボール・卓球・ラグビー・野球・陸上競技の経験あり。