ヨーガの研究

先日、福岡は九州大学病院内で開催されたアジア心身医学会に参加し、発表させていただきました。

ヨガの先生といえば、ポーズを教えるための肉体的な知識があるだけ、
あるいはもう少し深くヨーガの哲学を知っているだけと思われがちですが、
ヨーガ療法は療法と名を付けているだけあり、西洋医学と同じ土俵で、西洋医学の共通言語の元、研究発表を行っています。

もちろん、研究を専門としている人もいらっしゃるのですが、私のように、通常ヨーガを指導しながら、その一方で、研究発表をさせていただく者もおります。

このアジア心身医学会で、多くのヨーガ療法学会の関係者が、ヨーガ療法の臨床や研究の発表をされていました。中にはすばらしい研究ということで学会賞を取る方もいらっしゃいました。

 ヨーガの指導者だからこそ、知りたい根拠を研究にして、その成果を発表するのです。
そこで、今回、アジア心身医学会が福岡で行われたので、そこで発表させていただきました。
昨年は、グラスゴーで行われた世界心身医学会に参加させていただきましたが、今年は心身医学の土台の上で自分自身が発表させてもらえる機会が得られましたことを、本当にうれしく思っております。

 ですが、この発表に至る道のりはとても険しいものでした。私はただのヨガの先生ですので、専門的な英語の知識(今回の学会は公用語が英語)もなければ、今回研究で行った統計の知識も高校生レベルでした。

 昨年3月から、ヨーガ療法学会の勉強機関のヨーガ・ニケタンでヨーガ療法士向けの統計学の勉強コースを設けてくださり、そこに参加して、1年かけて統計の基礎と研究計画の立て方を習いました。今回の発表はその集大成のようなものでした。

 この研究は4人のヨーガ療法士で行いました。様々なバックグラウンドをもったメンバーだったので、様々なアイディアが出てきて、初めてにしてはよい研究ができたのではないかと思いました。

 さて、どんな研究だったかというと、クラスで行っているポーズの種類の中で、呼吸と合わせて行うもの、呼吸と合わせながら体に負荷をかけていくものの2種類のストレス軽減効果の差を見るという研究です。対照群(何もしない群)をおいて3群での調査で、何もしない対照群以外は、どちらの種類もストレス軽減効果があったという実験結果でした。

どんなポスターかみたいなぁと思われるかたもいると思い、そのままスタジオに貼ってありますので、ご覧ください。9月17日はヨガフェスタ@パシフィコ横浜会場のヨーガ療法ブース内でも展示予定です。

 この実験用にDVDを作ったのですが、その撮影はスタジオで行いました。せっかくヨーガ療法専門のスタジオですから、これからもスタジオともども、ヨーガ療法の研究に協力していきたいと思っています。

2016年08月29日