ヨガの資格からヨーガ療法士の必要性を見る

ヨガの資格はいろいろなものがあります。ちなみに、資格を取らなくても指導することはできます。

公民館などで指導されている先生方などは、そのまた先生から教わって教室を独立させたりするようなこともあります。

いいところは1つのやり方を引き継いでずっと受けている方は安心してできること。でも井の中の蛙のことが多く、肝心な健康に本当に効果のあるやり方かはわかりません。

私がヨガの先生になるころは、スポーツクラブなどで数時間ヨガのポーズのやり方を学んだだけで、教えている方もいらっしゃいました。

アルバイト感覚で、やり方やダイアログ(ポーズを導くセリフ)を覚えれば指導できたりするなんて場所もあります。
そういうところで指導しているインストラクターが「ヨガって何ですか?」とよくヨガを学びにいらっしゃいます。

ヨガのポーズは誰にでも教えられるのですが、ヨガそのものを何かわからないと、すぐに教えていて壁にぶつかってしまいます。というのも体操教室みたいな感じになってしまい、ヨガの大切なエッセンスがわからないからです。

 アメリカで広がり、最近では日本にも広まっているヨガアライアンスという資格があります。これは300時間、500時間と学ぶものです。実は私も以前はこの資格を持っていました。解剖学や生理学をしっかり習えてたっぷり勉強した感じです。
指導していても、40代くらいまでの人にはなんの違和感もなく教えることができました。
しかし、ヨガを始める人たちの半数以上が何かしらの疾患を抱えている方で、どんどん高齢化していく社会の中で、限界を感じました。ヨガの精神性を学べば学ぶほどポーズをうまくできるようにする矛盾にもぶち当たりました。

今年に入り、ヨガアライアンスも、その資格においてヨガセラピストと表記してはいけないと言及するようになりました。専門知識がないのに症状がある人たちにヨガを指導して、有害事象を起こしている事例が多くあったので、こういう事態になった様です。

 日本に戻って十数年前、ヨーガ療法に出会い、ここで、ヨガの精神性と指導の方向性が一致しました。

ヨーガ療法は、不妊症の方からホスピスに入院されている方までできるヨガのエッセンスがちゃんと入っていて、現代社会に生きるみなさんにお役に立つメソッドになっています。

多くの生徒さんとお会いして来て、元気になられている皆さんを見させていただくと、ヨーガ療法のすごさを実感しています。

ヨーガ療法は本当に優しいヨガです。しかも伝統のヨーガのエッセンスがしっかり入っていて。セラピーというわけですから、独自のアセスメント(見立て)とトリートメントがしっかりあります。

 ヨーガ療法士はずっと勉強を続けています。伝統のヨーガは変わりませんが、どんどん進化する社会にあったヨガを提供するために、学び続けます。だから私たちは、現代社会と伝統の融合によってより健康になっていけるのだという自信があります。

2016年05月16日